亀戸天神社は、名の通り東京の下町「江東区の亀戸」にあります。
ここは関東大震災や戦争による空襲などで大きな被害が出た場所でもあります。そのような中、亀戸天神のこの「蔵」だけは焼け残ったんですよ。
この蔵が残ったおかげで、いろいろなものが昔のままで引き継がれています。
「安政時代の神輿」もそうですが、もっと有名な宝も残っています。
その一つが、夏の大祭ごとに町内を廻る「御鳳輦(ごほうれん)」です。
戦後ほかの神社では、いくつかの御鳳輦が復活しましたが、亀戸天神の御鳳輦は、その大きさと風格、そして昔ながらの形を保っているんです。
一説には、この大きさで風格のある御鳳輦は、御所と亀戸天神にしか残っていないのではないかと言われています。
平成18年は、4年に一度の亀戸天神社の大祭です。
平成18年8月26日(土)には御鳳輦が各氏子町を廻る予定です。是非この御鳳輦をご覧になってみてくださいね。
災害を乗り越えた「蔵」の場所は、本殿の西側、神牛の後ろあたりです。