分譲マンションは、居住者の意思でセキュリティ・アップができますが、賃貸住宅はオーナー様の考え方が、物件の防犯設備を充実させるかどうかを左右します。入居者が防犯機能を高めて欲しいと考えても、オーナー様のご了解がなければ、ハード面は充実されません。そこで、私どもが、市場動向を見ながら、オーナー様に防犯機能の提案をすることになります。
最近の賃貸マンションはオートロック装備が標準、防犯カメラの設置も増えています。賃貸住宅でもセキュリティの整備が重要になっています。防犯という点では主にカギに焦点が当たることが多いようです。賃貸住宅の入居者が替わる場合、オーナー様がカギを新しくするのが、首都圏では一般的です。
グレードが高く入退去ごとにカギそのものを交換する必要がない鍵への変更は、導入コストが高くなりますが、長い目で見れば、今までの鍵とさほどの差ではないとの見方もあるようです。
また賃貸住宅でも、セキュリティを高めるには、設計段階から防犯に気を配った企画が必要になっています。
さらに、阪神大震災の際に賃貸住宅における20歳代の単身者の被害が大きかったことも含め、防犯とともに防災対策としても、賃貸住宅における地域コミュニティへの参加をどのように充実させるかが、オーナー様・ご入居者様・管理会社の今後の課題であると当社は考えています。