亀戸における東京都市計画

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カテゴリー: 不動産豆知識~全般

仕事で、震災復興・戦災復興区画整理事業の図面を見ることが時々あります。また江東区における東京都市計画都市施設配置図については、私どもの事務所内に掲示してあるんですよ。都市計画はとても重要で、また仕事上でも必ず調査が必要な事項の一つでもあります。そんな都市計画のなかで、亀戸関連で2点書いてみたいと思います。

1点目は、亀戸にお住まいの方は、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、亀戸3丁目と亀戸5丁目の一部は区画整理が行なわれなかった場所があることです。理由については色々なお話を聞くのですが、この関係で区画整理の行なわれなかった亀戸3・5丁目には昔ながらの下町の雰囲気が色濃く残っているんですよ。

以前に地主さん同士で、複雑に入り組んだ借地関係を整理するため、底地の交換のお手伝いをさせていただきました。その時の権利関係の状態を見ても、区画整理事業を行なうのは大変だったんだろうなぁと感じたものです。

2点目は、亀戸駅のある亀戸5丁目に、東京都市計画による都市計画公園が、数十年前から定められている点です。写真をご覧いただくと、亀戸駅の右上に「北亀公園」がありますが、これが都市計画公園なんです。実際には、多数の方がこの区域にお住まいなんですよ。

ここ一体は都市計画があるために、簡易に除却できる低層の建物しか建てられないんです。周辺のマンションの上層階から見ると、「ここに都市計画公園がある」と分かると思いますよ。

上記2点に共通する場所が、亀戸駅のある亀戸5丁目なんです。
この区画整理事業と東京都市計画についての意見は色々とありますが、亀戸駅の北側に残る下町には、これら未実施の事業が、良い意味でも悪い意味でも、大きな影響を与えていると思います。